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第16回 はな家寄席 [落語]

開演の二日前にキャラメルことSSブログのよーちゃんさんから連絡がありました。
連絡の内容ですが「kinkinさん、今度の土曜のはな家寄席来らへんの?」と言う内容で
二つ返事で「勿論行きます!!」と言う事で慌てての参加となりました(^^ゞ

  で、なんで14回から16回に飛ぶって!?実は15回の開催日は大阪に
  出張して居て行けなかったんです(T-T)

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・今回は余裕を持って到着
開場時間の13:30ちょっと前に横浜駅に到着、いつもの写真を撮ろうと狸小路の入口で
カメラを構えた先には、何とさる1号さんでした^^; 二人して入店、会場の2階へ。
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程なくして、開催を教えてくれた よーちゃんさんも到着です。

・今回は12名様で締め切り
この日は「神奈川アラート」が発令されているのもあるけど、コロナ対策で人数制限
いつもの半分ぐらいの人数で、自分がキリ番だったようです^^;
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よーちゃんさん、教えてくれて ありがとうございますm(_ _)m

・今日は瀧川 鯉丸さんの独演会
DSC06694.JPG開演時間となり はな家の
マスターが冒頭の挨拶を
終え、鯉丸さんの登壇と
なりました。

今回は以下の3席を
 ・饅頭こわい
 ・阿武松(おうのまつ)
    中入り
 ・ねずみ
いつもの通り噺のあらすじを

・噺が始まりますが・・・
さてまくらが始まりました
最近は、どの噺家さんも まくらはコロナ禍の影響による愚痴話です^^; 皆さん相当に
鬱憤が溜まっているんですね、まくらだけで何分やっていたのかな・・・・
愚痴話のまくらも終えて本題に。

・「饅頭こわい」
有名なお噺ですね、まずはウォーミングアップと言う事で。
長屋で馬鹿話をして居るところに血相を変えて逃げてきた長屋仲間が「どうしたんだ」と
訊くと「大蛇に喰われそうになった」との事、しかし相当大げさで話しで、蛇でも何でも
無く「長いものは何でも怖い」と言う事だった。
馬鹿話をして居る面々、「じゃあお互い怖いものって何だ」と言う事で各自の怖いもの
を上げ始めた。蛙、ナメクジ、ヒル、蜘蛛、ゴキブリ、毛虫、蟻、馬、ミミズ・・・象と
色々上がっていきます。その様子をタバコを燻らせながら見ている松、「松、お前の怖い
ものは何だ!!」と訊くと「俺にはお前らが怖いもの全て怖くなんかない」と豪語した。
「でも何かあるだろう」と問い詰めると「一つだけある」と、何と怖いのは饅頭だと。
それを聞いて周りの者は大笑い。
当人の松、饅頭話を皆がし始めた者だからガタガタ震えてとうとう寝てしまった。松は
周りからひねくれ者といつも嫌われていたので、ここで仕返しをしてやろうと、ヤツの
枕元に饅頭を大量に置いておいた。
さて松が起きると大量の饅頭、絶叫したかと思いきやムシャムシャと食い始めた。松への
仕返しは失敗!「松、お前本当は何が怖いんだ!!」と尋ねると「渋いお茶が怖い」と。

・阿武松(おうのまつ)
能登の国鳳至郡鵜川村七海(ふげしごおりうがわむらしつみ)と言うところに長吉と言う
男がいた。この男、大の大飯喰らいで親から「そんなに喰うなら相撲取りになれ」と言う
事で江戸の武隈文右衛門という幕内関取の所に入門した。さて長吉は小車という入門し
四股名をもらったものの相変わらずの大食い、部屋の女将さんが「米の減り方が早い、
食い潰される」泣きを入れられ親方から破門されてしまった。まあ悪い事した訳ではない
ので部屋都合と言う事で一分金を渡された。
さて長吉「このまま郷には戻れない、ならば身を投げてしまおうか」と考えた、しかし
もらった一分金、これも使わずじまいじゃ勿体ないと、この金で満足するまで飯を食って
から死のうと考え、ある旅籠に泊まり「この一分金で食えるだけの飯を食わせてくれ」と
頼んだ。どんどん長吉の所に運ばれる飯。亭主がが尋ねると、これまでの経緯を長吉が
亭主に話した。
旅籠の亭主「ならば自分が付き合いがある関取を紹介してやる」と翌日、錣山喜平治と
いう関取の所に連れて行った。錣山は小車の身体を見ないで大物になると見込み部屋に
引き取った。小車改め小緑として再出発、大飯を喰らうもののスピード出世し大相撲へ
入幕、四股名を小柳長吉と改めた。
大相撲の取組で破門された武隈との一戦を迎える事になり見事勝利、これが長州公の目に
止まり召し抱えとなり、阿武松緑之助の名をもらうことになった。後に第六代横綱に
なったと言う出世力士のお噺でした。

・ねずみ
かの有名な大工である左甚五郎が旅をしていた時の噺、左甚五郎が松島見物への旅の途中
仙台に辿り着いた。街中を歩いていると子供が「宿を探しているならウチに泊まらないか」
と子供が案内した旅籠、ねずみ屋と言うがボロ旅籠で前金を貰わないと何も準備が出来
ないほどの旅籠であった。しかし甚五郎、子供が客引きまでしている事から何かあるの
だろうと亭主に聞いたら、実は向かいの大きな旅籠屋の亭主だったのだが番頭と前妻と
死に別れた後の後妻に乗っ取られ、やむなくここに店を構えて細々とやっているとの事。
屋号の「ねずみ屋」も、元は物置でねずみが住んでいたが それを自分らが乗っ取ったから
ねずみ屋と。
甚五郎は気が向いた仕事しかしないが、今回はこの親子のために何か彫ってあげようと
一晩で鼠を彫ってあげた。その鼠と一緒に「左甚五郎作 福鼠」と一筆。
この鼠何と動く、これが評判となりねずみ屋は繁盛し始めた。番頭が乗っ取った向かいの
店には悪評が立ち初め客は激減、何とかしようと仙台の彫り物師、飯田丹下に虎を彫って
もらい、ねずみ屋を睨み付けるように二階の手摺りに飾った。すると彫り物のねずみは
動かなくなってしまった。ねずみ屋の亭主は困り果て甚五郎に相談、改めて甚五郎達が
ねずみ屋へ、甚五郎ねずみが置いてある場所から反対方向を見ると確かに虎がこちらを
睨んでいる。甚五郎と同行している弟子の政五郎、どう思うと聞いたところ「丹下の虎
良いとは思えない」と。甚五郎は彫り物の鼠を叱った「あの虎がそんなに怖いか」と
そうしたら鼠は「アレは虎ですか、猫かと思いました」と。

  これで、お噺はお仕舞い。打ち上げの準備の間暫く外で待ちます。

・待ち時間に
日本のサグラダ・ファミリアとも揶揄される横浜駅ですが未だ未完とは言え新しいビルが
オープンし、これに伴い鶴屋町方面への連絡通路が出来ました。この通路は無くなって
しまった旧東横線の残された構造物で作ったとか。鯉丸さんが「ここから電車が良く
見える」って まくらで言っていたので、ちょっと行ってみました^^;
確かに電車を見るには良いかも・・・・と言う事で電車を待ち構え一枚。
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・打ち上げの乾杯ですが
協会から打ち上げ等の参加は止められているとの事で鯉丸さん抜きでの打ち上げとなり
ました。とは言え皆で乾杯して打ち上げがスタートしました。
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  よーちゃんさん、さる1号さん、自分と3人が固まり(3密になってたかな?)
  いつものお馴染みさんと色んな話しをしましたよ。
  給付金の話し、オタクな話しだけど aiboの OSが何であるとか・・・

・頂いた料理の数々
今回も沢山の料理が出てきました。いつも事ではありますが食べきれ無いくらいの量^^;
最初に出てきたポテサラ、これを最初に食べたものだから尚更に他のものがお腹の中に
入っていかない^^;まあ、いつもながら量が多いですね(^^ゞ
一部は食いかけ状態ですが、ご容赦の程。
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  この日はお酒の方は大人しくしてました、いつもなら冷酒の
  オンパレードになるのですが、お腹が先に膨れて入っていかない
  いや~失敗、ポテサラ控えておくんだった・・・

・〆は煮麺
鯉丸さんの噺のまうらで、横浜駅の新ビルの「NEWoMan(ニューマ(メ?)ン)」の噺が
ありました、これ続きかは定かではありませんが煮麺(にゅうめん)です。麺食いの自分
なのでこれだけは完食。もうこれ以上は何も入りません^^;
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  時間も19時を回ったところで、はな家のマスターの一本締めで
  お開きとなりました。  

この日は素直に このまま帰宅。流石にハシゴは無理です(^^ゞ
さる1号さんと別れ(よーちゃんさんはこの日ダブルブッキングだったらしく、18時ごろ
別会場に^^;)東海道に乗り大磯へ。皆さん、お疲れ様でした。

では。

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